ミノとハラミ

もろもろ忘れがちなオタクがのちのち己を振り返るために悪あがきでつけている備忘録

新春Kis-My-福袋 今年もよろしくThank youじゃん!

7日の2部と3部をダブルヘッダーしてきました。4日間のうちの3日目、全11公演のうちの7回目と8回目にあたります。だいぶこなれてきた頃ですね。
90分間にギュギュッと詰め込んで3900円、コスパいいな〜!と思ったよ。楽しかった。この記事の最後でも似たようなこと言いますが、コンセプチュアルな催しっていい。納得感がある。と、わたしは思ってしまうほうです。去年のツアーもそうだったな。今回のイベントで言うと、「新春」「福袋」というキーワード、「ファンとの距離を縮める」「ファンに感謝を伝える」というテーマ。結果はもちろん大切だがその前に、何を目指したかったのか、何を実現しようとしていたのかが明確に伝わるっていうのは、それだけで大きな価値がある。
運動会の日で北山くん仕切りだったので、プレーヤー北山が見られなかったのは惜しいっちゃ惜しいんですが、北山担としてはこっちが本領だよねってところもあるので新年早々いい仕事を見たな〜という思いです。北山くんの、というかキスマイのトークが巧拙よりも方向性においてだんだん芸人じみてきたが大丈夫か。まあいいか。着替え中に流れるムービーも、北山監督のオモクリ臭がすっげーするw首謀者おまえだろ絶対ww
レポ的なものは直後にぽつぽつツイートしたので改めてはしません。つーかもはや思い出せないw ひとつだけ、藤北厨として印象に残っているのが、北山くんが他のメンバーにうまいこと言うやん〜さすがやん〜って褒められてる間はそっぽ向いてるくせに、誰も拾わなかったダジャレはすかさず拾って「今のはちょっと……」ってわざわざ滑らせてくれる藤ヶ谷くんな。藤ヶ谷くんって北山くんの舌が滑らかに回ってる間は険しい顔してるくせに、滑らかを通り越して滑り始めると口元が緩み出す性格の悪さがあると思うんだけどw、単にあまのじゃくなだけじゃなくて、あれって彼の才腕でもあるんだよな。27時間テレビの時もそうだ。北山くんが緊張してることを察するだけなら誰でもできた。でも、言語化・可視化することで場全体を動かす実行力と、そのタイミングの正確性は、おそらく藤ヶ谷くんしか持っていない。基本的に場を回す役割ではない(それは北山くんなり宮田くんなりニカセンなりがやってくれる)んだけど、だからこそ効いてくる。


メディア露出が増え、コンサート会場がアリーナからドームになり、なんだかキスマイが遠くなった……というファンの声に応えて企画したイベント。……という意味付けがメンバーによってなされていたため、発表直後から、「ファンの望む『近さ』とはそれではない」言説が巻き起こっていた。終わった今も、そういう感想はたくさん落ちているだろう。一理ある、というか、そりゃそう感じる人もいるよね、と思う。
接触イベントいらねーよ派の言い分はわかる。なんとなくわかるが、その主張を突き詰めれば案外、「(恩恵にあずかるのがわたしじゃない誰かなら)いらねーよ」であることも多い。それで「見たくない」というだけなら、行かないか、本当は見たくないんだけど行って我慢するかのどっちかで済むけど、「希望する全員に(≒わたしに)行き渡らないなら最初からやるな」までいくと、さすがに暴論に思えた。だって、舞台挨拶にしろ番組協力にしろそれこそコンサートにしろ、アリーナだろうがドームだろうが、限られた人数しか体験できないのは同じことだもん。というか、世の中の大抵のことがそうだもん。「手に入れられないなら最初からなければいいのにいいいい」って泣き叫びたかったことなんて今までたくさんあるけど、当然の権利みたいに主張していいもんでもないから、叫ぶ場所と言葉は選びたいじゃん。
アイドルのファンが、ファンの間に生まれる不平等に敏感なのは、当たり前のことだ。ただ、ド新規のわたしには、日頃からアリーナ最前席とスタンド天井席に同じ金額を払うことを強要され許容しているはずのジャニオタが、ここまで拒否反応を示すというのが意外だったのだ。じゃあ、通常のコンサートにおけるファンサとか、いわゆるラッキーさんとか、ジャニオタ諸先輩方は普段どうやって処理してるんだろう。あんなの不平等の極みじゃねーか。……と思っていたのだが、やっぱりアイドルとファンが同じ視線の高さに立つとなると、そこには別のボーダーラインがあるのかもしれない。これはもう、理屈じゃなくて肌の感覚で。
それでも、「ファンはこんなこと望んでない」「こんなイベントはいらない」って安易に主語を大きくするのは危険だ、ということだけは主張しておきたいのだ。少なくともわたしは心外だった、いちファンとして。「わたしは望んでない」「わたしは好きじゃない」でいいじゃん、そういう「わたし」がたくさんいれば、それが望み通り世論になるんだからさ。
だいたい、実際に自担の立ち位置を予測してチケット交換してる人たちがあれだけいるんだから、あの「近さ」を「誰も望んでない」わけねーだろってわたしは思うのだが、まあ望もうが望むまいがあっち(タレント側)がそうくるならこっちもそのつもりで迎え撃たざるを得ないのがファンという生き物ではある。もちろん、わたし自身も含めて。
あの「近さ」を望むファンもいれば、望まないファンもいる。けど、誰よりも切実に望んでいたのは結局、タレントのほうだったんだろうなって思った。ファンに近づきたかったのはきっと、キスマイのほうだった。今の彼らには必要だったんだろう。これからも時々は必要になるのかもしれない。
ま〜でも席移動とかしちゃって怪我人が出たらアウトだな〜!っていうのは4日間ずっと怖かった。大きなトラブルはなく終われたのかな、多分。


コンテンツが日替わり・回替わりであることについては、全ステできる身でもないので始まるまではそれなりに悶々としてたけど、「開けるまで何が出るかわからないから『福袋』なのだ」と初日にはたと気づいてから(遅い)、全く気にならなくなった。じゃあしかたない、それどころかニクいねこのこの〜っという気持ちにさえなったからコンセプトの力ってすごい。
投票は部門も方式もゆるっゆるだったから、なんかもうちょっとやりかたあるんでないの……とは思いましたが、それで披露した曲が偏ってるのって、つまりは馬鹿正直に投票結果をなぞってる証なんだろうか。発表されなかった11位以降のランキングもメンバー・スタッフの手元には渡ってるんだろうし、エイターの友達が「十祭の時の投票結果が、次のツアーにも活かされてる気がする」って言ってたので、キスマイにとっても今後の材料のひとつになっていくといいね。
Hairが爆発的に盛り上がったとか、FIRE!!!がユニット曲なのに上位に食い込むとか、「リード曲以外で好きな曲」「踊ってほしい曲」の歓声がやべーとか、そのへん世論だなって思う、思うけど、個人的には、キスマイにはいろんな曲をやってほしいなあ。ファンの意見も汲んでほしいけど、汲みすぎないでほしいw テイストが偏らず、なんでもできる、似合わない曲がないグループになってくれたらハッピーじゃん。
Thank youじゃんの振りはさすがに覚えた。翌日に筋肉痛になった。アラサーつらいです。みっくんのスタミナを分けてほしい。