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ミノとハラミ

もろもろ忘れがちなオタクがのちのち己を振り返るために悪あがきでつけている備忘録

TVガイドPERSON vol.34の感想に代えて、最近の北山と、ごく最近の藤ヶ谷のことを少し

北山くんのページを読んで考えたこと、過去に考えていて思い出したことをダーッと書き殴ります。記事を一部引用しています。しかし最終的に記事の内容とあんまり関係なくなった(笑)。

有言実行と不言実行、あるいは表と裏の話

今まで、北山宏光は有言実行の人だと思っていた。

1行目で「やられた」と思った、ライターさんに(笑)。そう、わたしも北山くんのことは有言実行の男だと思っていた。それこそ、同じムックで同じライターさんが過去に行ったインタビュー*1がまさに、彼をそう印象づけるものだったはずだ。
一方で不言実行の最たる例が、敢えて引き合いに出そう、中居さんだ。二人の性質の違いはもちろんのこと、どちらを美徳とするかは世代の差も影響しているのだろうなと、ぼんやり想像していた。
でも、当然ながら、北山くんだって全てを言葉にしているわけじゃない。全てが文章、あるいは音声となってメディアに載り、わたしたちに届くわけでもない。そりゃそうだ、エンタテインメントなのだ。舞台裏をなんでもかんでも見せりゃいいってもんじゃない。ただ、何をしているかは教えてくれないくせに、「やってるよ。書いていいよ(ドヤッ)」って言っちゃうところが、北山くんらしいといえば北山くんらしい(笑)。
鈍感なのか敏感なのか、すっとこどっこいなのかあざといのか、彼をずっと見ているとふとわからなくなることがある。本音と建前、ウソとホント、表と裏。芸能人でなくたって、使い分けない大人はいない。でも彼の場合、天然と計算、作為と無作為は、単純な裏表ではなく、モザイクタイルみたいに常に混在しているように感じる。タイルの一部を、アップで見せられている。無防備に差し出されているにもかかわらず、全貌が掴めない。単純なようで複雑だ。

3と4、あるいは2.5の話

「誤解を招く言い方になるかもしれないけど、俺はまだ3、4でもいいかなって思う部分はあるよ。世間一般の人が見た時、『それがキスマイでしょ?』って面白がってくれるのは悪いことじゃないと思って」

「徐々になくすものだけど、今は3、4もアリかなと思う」

まさにそう解釈していたのでほっとした。まずは敢えて格差をいじってみる、後ろの4人を引っ張り出してみる、というフェーズが今。目指すところは3と4の前後がひっくり返る下剋上ではなく、いずれ3と4の構図そのものが崩されていくのだと思っている。まあ、このフェーズちょっと長いよね(笑)。舞祭組ができてもう1年半が過ぎたもんね。そろそろ飽和点かな、と感じているファンは多いはずだ。
とはいえ、先は長い。キスマイは下積みの長かったグループだけど、それでも、これまでよりこれからのほうがずっと長い。本人たちは、少なくともこれを読むに北山くんは、わたしたちが想像する以上に長いスパンで捉えている。考えてみれば当たり前で、キスマイファンが一生キスマイファンとは限らないが、キスマイは一生キスマイなのだ。本人たちにとっての「キスマイ」は、そりゃ長かろう。人生そのものだ。
そして、彼の言うところの「2.5列目」*2の話。









過去の自分のツイートの引用。このへんの認識は今も変わっていません。
「中途半端を極めて唯一無二の個性にする」という器用貧乏のライフハックについては、同じくTVガイドPERSONのvol.15に載ったインタビューが鮮烈でした。北山宏光の神髄がここにあると思っている。


藤北、そして藤ヶ谷の話

さて、話はガラリと変わります。

「カッコよさってにじみ出るものだから、作ったカッコよさからは何も出てこないと思うんだよね。(中略)寝グセのボサボサ頭で外に出ても、気にされないくらいになれたらラクだと思う(笑)。キャラもあるだろうから、藤ヶ谷がやったらダメかもしれないけど、俺ならギャグになりそうじゃん?」

いつものこれである。おい大丈夫か? 結果的に藤ヶ谷disってねーか?(笑)
「藤ヶ谷はかっこいい」。それはきっと、誰よりも近くで彼を見てきた北山による、純粋な賛辞でもあると思う。二人で一緒に「かっこいい」をやってきたくせに(一方で「かっこ悪い」も一緒にやってきたわけだが)、ああも素直にかっこいーかっこいーと褒めたたえる近頃の北山に、藤ヶ谷は何を思っているのだろう(なにしろ逆はあまり見たことがない)。
北山の「藤ヶ谷はかっこいい」はやがて、「藤ヶ谷は『かっこいい』を体現するキャラクターである」「藤ヶ谷は常にかっこよくあらねばならない」へと変化する。北山の、と言ったけれど、藤ヶ谷にそれを求めたのは北山だけじゃない。他のメンバーであり、メディアであり、わたしたちファンだ。
藤ヶ谷がかっこよくいてくれるから、北山はのびのびとかっこ悪くなれるのだ。最近の北山が時に周りから求められ、時に自ら繰り出す「(藤ヶ谷)じゃないほう芸」に対し、藤ヶ谷本人は「ああ、北山の定番ネタね」という反応を示してくれていたけれど*3、いつ傍迷惑な話と叱られたっておかしくない。かつて「かっこいい」を共に背負っていた相方をイケメンキャラの籠に閉じ込めて、自分だけがその外で自由に羽ばたこうとしているようにもとれるから。
たいちゃんも、もっと自由になっていいんだよ、って思う。キスマイ随一のアイドルオブアイドルである彼の喜びは、ファンに応えることなのかもしれないが、少なくとも北山の思惑なんてどうだっていいのだ(笑)。折しも熱愛報道なんか飛び出しちゃった今、まさに正念場なのかもしれないなあと思う。何もキャラ変しろなんて言うつもりはないが、誰よりも甘い夢をファンに見せてきた「キング」が、次にわたしたちの前に立った時、いったい何を見せてくれるのか。


自分が求められていることを鋭敏に察知し、丁寧に咀嚼し、真摯に考えて演じることが、藤ヶ谷はうまい。一方で、おそらく北山なんかよりはよっぽど、ハッタリが下手だと思う。いま手の中にあるものと、これから得るもので勝負するしかないんだろう。でも幸いなことに、既に彼は引き出しをたくさん持っている。これからも増える。まだ誰にも見せたことのない、自分自身すら開けたことのない引き出しだって隠れているはずだ。
キスブサのランキングで1位が常態化するにつれ、「ただの1位じゃだめ」「記録より記憶に残りたい」と口にするようになった藤ヶ谷が、「ただのキング」ではなくなった時、彼は何になっているのかなあ。そしてその時、北山は、他のメンバーはどうするのだろう。
彼の次のフェーズを、ファンとして嬉しい驚きをもって迎えたいのはもちろんのこと、これは北山担の勝手なお願いだけど、どうか北山をギャフンと言わせてほしい。「俺の知ってる藤ヶ谷じゃない!」と頭を抱えればいい。ざまあみろ(笑)。

*1:TVガイドPERSON vol.8

*2:本人がサッカーのポジションを意識してるのはわかるよ! わかるけど、彼がその表現を多用しはじめる前だったのと、「1.5列目」あるいは「2.5枚目」のほうがポピュラーかつ文脈にピタッとはまるので、当時の一連のツイートでは、わたしはこちらの表現を用いていました。なんかその、たとえ相手とコンテクストを共有しにくくても、自分なりの表現に固執するところが、すげー北山くんっぽい……と思うw

*3:QLAP! 2015年6月号